事業所得者や雑所得者であれば、収入からその収入を得るために使った必要経費を差し引いて上手に節税をする事が出来ますが、一般的なサラリーマンの場合は収入から必要経費を差し引けないので、節税の為に工夫できるポイントがあまりありません。

そこで、必要経費を節税に利用できないサラリーマンの方にオススメなのがふるさと納税です。

ふるさと納税は自分の好きな地方自治体に寄付をして、寄付をした自治体からお礼を貰い、さらに所得税と住民税の控除を受けると言う制度です。上手く利用すれば、実質負担金2000円で高級食材や宿泊施設などの優待券を手にする事が出来ます。

ふるさと納税の仕組み
  1. 寄付者が自治体にお金の寄付をする。
  2. 自治体が寄付のお礼として、寄付金額の30%~40%に値する特産品を贈呈してくれる。
  3. 寄付者が確定申告を行う事で、寄付者の所得税の還付や住民税が減額される。

ふるさと納税のメリット・デメリット

ふるさと納税を賢く利用すれば、たったの2000円でカニやホタテなどの海産物や、地域原産の高級ロース肉などを美味しく頂く事が出来ます。

但し、個人住民税所得割の1割を超えた寄付をすると、超えた寄付金については税金の還付や控除が受けられない事もありますので、注意が必要です。

⇒ふるさと納税で損をしない寄付金額の計算シミュレーター(給与所得者専用)

主なメリット 主なデメリット
  • 実質2000円の負担金で地域の特産品を楽しむ事が出来る。
  • 還付額や控除額の上限を超えた寄付金については、支払い損になる事がある。
  • 確定申告が不要な方でも、確定申告をしなければ税金の還付や控除が受けられない。