FXは一定の証拠金をFX取扱会社に預けて異なる2つの通貨を取引をする金融商品の事で、FXで得られる利益は10種類の所得区分のうちの雑所得となります。

税率は20%(内訳:所得税15%、住民税5%)で、課税方法は申告分離課税となっています。申告分離課税では他の所得と分けて税計算をして確定申告をする必要があります。

FXで得た利益は確定申告が必要

株取引には取引口座区分に源泉徴収ありの特定口座がありますので、そちらを選択している場合は確定申告不要制度の適用により確定申告をする必要はありませんが、FXではそのような口座区分はありませんので、1年間の損益がプラスになった場合は確定申告をしなければなりません。

逆にFX取引の損益がマイナスとなった場合には税金を課せられる所得がありませんので、確定申告をする必要はありません。

確定申告をする場合は先物取引用の計算明細書に1年間のFX取引の内訳を記入して、申告書Bの第一表・第二表、申告書第三表とともに税務署に提出して申告します。

確定申告の時に提出する書類
  • 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
  • 申告書B第一表
  • 申告書B第二表
  • 申告書第三表

繰り越す損失がある場合は、先物取引専用の確定申告書付表も必要になります。

FXの所得から差し引ける必要経費

FXで得られる利益からは、必要経費を差し引いて税金の計算をする事が出来ます。

FXの所得額の計算式
FXの課税対象所得額=
FXの利益-必要経費

差し引ける必要経費には、ネット取引でパソコンを利用している場合はパソコンの購入費や通信費、FXの勉強をする為に本を購入した場合は本の購入費、セミナーに参加した場合は参加費やセミナー会場までの交通費などがあります。

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いずれの場合もFX取引の為の支出である事が証明できれば問題ありませんので、領収書や通信記録などの費用の証明できるものは大切に保管しておきましょう。

FXの損失は損益通算できる

1年間のFX所得が赤字になった年にFXと同類の所得で利益が出ている場合は、それらの利益とFXの赤字分を相殺する損益通算と言う方法を取る事が出来ます。損益通算をすれば残った利益に対して課税されますので、最終的な納税額を抑えられます。

FXの利益や損失と損益通算が出来る金融商品
  • くりっく365
  • 大証FX
  • 店頭FX取引
  • CFD(差金決済契約)
  • 日経平均先物取引
  • 日経225mini
  • 商品先物取引

もし損益通算をしても赤字が残ってしまう場合には、最大で3年間の繰越控除が利用できます。繰越控除は毎年更新しますので、3年を待たずして赤字が全て相殺されれば繰越控除も終了します。

確定申告をしなくてもいい人

FXの利益が38万円以下の方の中で一定の条件を満たす方は、確定申告をする必要はありません。

FXで利益が出ていても確定申告が不要な方
  • 年収2000万円以下の給与所得者で、FX取引の所得が20万円以下の場合
  • FX以外の所得がない方で、FX取引の所得が38万円以下の場合
  • 給与所得額が65万円以下で、FX取引の所得が38万円以下の場合

但し確定申告をした場合にはFX所得が1万円であっても課税の対象となります。

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