スズキのハスラーやホンダのN-BOXなどのタイヤが4つ付いている乗用自家用軽自動車を新車で購入した場合は、購入時に自動車取得税と初回車検としての自動車重量税が課せられます。
所有時には1年に1度軽自動車税が課せられますが、普通自動車と比べると負担する税額はかなり軽くなっています。
新車購入時 | 所有時 | 2回目以降の車検時 |
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平成17年度の排出ガス基準よりも75%低減されていると認められた一部の軽自動車には、エコカー減税と言う税額の減免制度が適用される場合があります。
自家用軽乗用車を新車で購入した時の自動車取得税額
軽自動車の自動車取得税を計算する時には、自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表に記載されている課税標準基準額に、オプションで取り付けたカーナビなどの費用を加算してから2%の税率を乗じます。
- 自家用軽乗用車の自動車取得税の計算式
-
自動車取得税額=
(課税標準基準額+オプション費用)×2%
課税標準基準額がわからない場合には、課税標準基準額の所を[軽自動車購入金額×90%]に置き換えて計算をします。
エコカー減税が適用される場合には、自動車の環境性能や平成27年度の燃料基準の達成度によって自動車取得税の税額が減免となります。
エコカー減税による自動車取得税の減免割合
次世代自動車の場合は自動車取得税が全額免除となります。ハイブリッド自動車とガソリン車につきましては、自動車が環境に与える影響によって減免される割合に差がついています。
平成27年度の燃料基準の達成度 | 減免割合 |
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+20%超 | 全額免除 |
+10%超 | 80% |
達成 | 60% |
自家用軽乗用車の自動車重量税額
軽自動車の初回車検有効期間は3年ですので、軽自動車を新車で購入した時は3年分の自動車重量税を納めなければなりません。2回目の車検からは2年分の自動車重量税を納める事になります。
また初回車検時から13年が経過した場合や18年が経過した場合には、通常の税額よりも多く納税しなければなりません。
車検区分 | エコカー減税適用 | エコカー減税適用なし | |||||
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エコカー | エコカー以外 | ||||||
免税 | 75%減 | 50%減 | 右以外 | 13年経過 | 18年経過 | ||
3年 | 0円 | 1800円 | 3700円 | 9900円 | |||
2年 | 0円 | 1200円 | 2500円 | 5000円 | 6600円 | 7800円 | 8800円 |
四輪以上の軽自動車を所有している時の軽自動車税
平成27年の3月末までは現行の税率のままで課税が行われますが、平成27年4月からは負担する税額が重くなります。また平成28年度以降は、車齢13年を超えている場合の軽自動車税の税額がさらに重たくなります。
車種区分 | 税率 | |||
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平成27年3月末まで | 平成27年4月以降 | |||
右以外 | 車齢13年超 | |||
乗用 | 自家用 | 7200円 | 10800円 | 12900円 |
営業用 | 5500円 | 6900円 | 8200円 | |
貨物用 | 自家用 | 4000円 | 5000円 | 6000円 |
営業用 | 3000円 | 3800円 | 4500円 |