アルコール度数が1%以上のビールや発泡酒などの飲料は、酒税法上では酒類に分類されており、酒類には酒税が課せられるようになっています。酒類の事を一般的にはお酒と表現しますが、お酒には酒税の他にも消費税が課せられています。

お酒に課税される税金の種類
  • 酒税
  • 消費税

酒税や消費税の最終的な税負担者は消費者ですが、納税義務のある者はメーカーなどの製造者になりますので、酒税は間接税に分類されます。

ビールや発泡酒に課税されている税金の負担割合

酒税はアルコール度数とお酒の種類に応じて一定額が課税されるようになっています。

主なお酒に課せられている1mLあたりの酒税額
お酒の種類 アルコール度数 1mLあたりの酒税額(円)
ビール 規定なし 0.22
発泡酒 10%未満
麦芽比率25%未満
0.13425
10%未満
麦芽比率25%以上
0.178125
10%以上
または麦芽比率50%以上
0.22
その他の発泡性酒類
第3のビールなど
10%未満 0.08
清酒 規定なし 0.12
果実酒
ワインなど
規定なし 0.08
焼酎 9%未満 0.08
9%以上13%未満 0.09+1%増加ごとに0.01
13%以上21%未満 0.2
21%以上 0.21+1%増加ごとに0.01
ウイスキー
ブランデー
9%未満 0.08
9%以上13%未満 0.09+1%増加ごとに0.01
13%以上37%未満 0.37
37%以上 0.38+1%増加ごとに0.01
リキュール
チューハイなど
9%未満 0.08
9%以上12%未満 0.09+1%増加ごとに0.01
12%以上13%未満 0.12
13%以上 0.13+1%増加ごとに0.01

酒類の中で税率が最も高いのはアルコール度数が37%以上のウイスキーやブランデーで、税率が最も低いのは、第3のビールと言われているその他の発泡性酒類、ワインなどの果実酒、アルコール度数が9%未満の蒸留酒類となっています

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酒税額を具体的に表す為に、平成26年11月時点でのセブンイレブンで販売されているビールに課せられている税金を計算してみます。

セブンイレブンではアサヒスーパードライ缶350mLが税込み215円で店頭販売されており、平成26年11月時点での消費税率は8%です。

小売価格215円のビールの課税割合
本体価格 酒税 消費税(8%)
132.08円 77円 15.92円
合計課税額 92.92円
小売価格215円に占める課税割合
92.92÷215×100=43.21%

小売価格が215円のビールに対して、税金の占める割合は約43%と言う事がわかりました。続きまして、発泡酒と第3のビールの負担税率も計算してみたいと思います。

ビール・発泡酒・第3のビールの負担税率を比較

セブンイレブンなどのコンビニで販売されている酒類の小売価格を参考にして、ビール・発泡酒・第3のビールそれぞれの負担税率を比較しました。

セブンイレブン等のコンビニで販売されている酒類の負担税率
お酒の種類 ビール 発泡酒 第3のビール
商品名 サッポロ
生ビール黒ラベル
350mL
キリン
淡麗<生>
350mL
サントリー
金麦
350mL
税込小売価格 215 159 139
本体価格 122.08 100.25 100.71
酒税額 77 46.98 28
消費税額(8%) 15.92 11.77 10.29
合計税額 92.92 58.75 38.29
負担税率 43.21% 36.94% 27.54%
(※)それぞれの税額の単位は円です。

ビールの小売価格に対しての負担税率が最も高く、続いて発泡酒、第3のビールとなりました。発泡酒の場合はビールよりも酒税が低く設定されているので、小売価格にも低い税率がきちんと反映されています。

第3のビールの場合は発泡酒よりもさらに酒税率が低く設定されているので、この中では最も負担税率が軽くなっています。

当然の結果とは言え、本体価格がたったの20円程度しか変わらないのに小売価格にここまで差がついてしまうのでは、消費者が第3のビールを買うのも納得です。

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